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不定期コラム 徒然ではないのですが…5

2023年9月

現在、第72回東日本整形災害外科学会で北海道は旭川に来ています。仙台が30℃近かったのに、旭川についたら16℃。日陰の木々は落葉しているものもありました。再来年、2025年の第74回は東北大学が担当するので、開会式から閉会式まで学会の様子をみています。今回は発表演題が400少し、7つの会場を使用し、教育研修講演が12、ランチョンなどスポンサードの講演が9、文化講演は橋本聖子参議院議員でした(写真は旭川市のゆるキャラ)。

学会場はOmo 7という星野リゾートのホテルです。教育研修講演で松野丈夫旭川大学名誉教授が話していましたが、この学会は旅行がそれほど一般的でない時代に、学会と銘打って温泉でのんびり酒でも飲もう、というのが趣旨で始まったということで第1回が湯河原温泉、第2回が伊香保温泉、第3回が上山温泉と、第16−7回まではほぼ温泉地で開催していたようです。その後都市部でも行われるようになりますが、4回前は軽井沢、来年は箱根と今でも観光地で行われることがあります。再来年は9月25日(木)−26日(金)に開催します。これまでは金曜土曜の開催でしたが、医師の働き方改革もあり土日はなるべく学会=自己研鑽ではなく仕事、をしないように、木、金曜日の開催といたしました。その分、他県からの参加者には、宮城県の観光やゴルフなど楽しんでもらいたいと思っています。

学会の会員総会などに参加された先生はご存知と思いますが、総会や評議員会などでは、次期会長や次々期会長が一言挨拶をします。今回も木曜の理事会、金曜の評議員会、総会で僕が挨拶しました。評議員会は13時40分からなので、午前中に教育研修講演を3つ聞いて、橋本 功先生と旭川名物ホルモンラーメン(モルメン)を食べに12時に学会場を出ました。モルメン発祥の店でタクシーで10分くらいです(写真=件のラーメン屋さん。“漂う”雰囲気があります)。

12時10分すぎに着くと、結構並んでいます。名前を記入して橋本先生と店の前で待っていると、12時40分ころ店員さんに注文を聞かれ45分に入店、席に着きました。店の外もそうですが、ものすごい匂いです。「かどや」以上です。しかも窓全開、店にはハエが飛んでおり、橋本先生が撃退しようとしますが、逃げられます。店には従業員が5−6人おりますが、皆暇そうです。テーブルも満席ですが、誰一人食べていません。皆、待っているのです。理由はすぐわかりました。提供するのに非常に時間がかかるのです。ホテルまで10分として13時25分に出れば間に合う、40分あるから間に合うな、と素早く計算しました。橋本先生もラーメン来たらすぐにタクシー会社に迎車の連絡をします、と準備万端で待っていました。しか〜〜し、全然ラーメンが来ません。僕らより10分くらい前に5人家族が案内されたのですが、彼らに13時10分ころようやく来ました。この頃になると、「食ったらすぐ出ような!」と話しながらも、少し焦ってきました。来ない。13時20分になって橋本先生が店員に「あとどれくらいかかりますか?」と聞きました。「まだ作っていません」「ぎょえ〜〜!」。ということでモルメンは諦めて、タクシーを呼びました。ホテルに戻ると、すでに13時45分、僕の挨拶は飛ばされていました(その後、議長が時間をくれました)。評議員会に出ていた山本宣幸先生は気が気でなく、千葉大介先生に何度も僕に電話させたそうです。しかし、学会仕様でマナーモードにしていたので気づきませんでした。山本先生、千葉先生、本当にすみませんでした。結局、1時間30分もラーメン屋にいて、匂いを嗅いでハエを追い払い、タクシー代を2300円払っただけでした(さすがにラーメンの代金はいらないと言われました)。その日と翌日、違うラーメン屋さんに入ったのですが、座ってからでてくるまで3−4分でした。普通はこうですよね。

今回は4年ぶりのフル対面式の学会で、全員懇親会も行われ、盛況でした(写真=全員懇親会の様子。150人くらい参加していました)。

日整会総会の馬場先生に続き、東北労災病院の千葉大介先生が閉会式直前の最終セッションでした。「こりゃ馬場るな(馬場る【動詞】ごくごく少数(ほとんどはそのセッションの発表者及び関係者)の参加者の前で発表すること)」と思いましたが、今回はシンポジウムのためか、後方半分に結構聴衆がいました(写真=後方に聴衆が結構いた“やや馬場った”状態か)。

プログラムの勝利ですね。また竹田綜合病院の専攻医斉藤 徹先生が「Fad pad signの初期研修医における診断制度の検討」で若手優秀演題アウォードを受賞されました(写真=右端が斉藤先生)。

おめでとうございます。教室員の皆さん、2025年の東日本整形災害外科学会を是非成功させましょう!面白いアイデアがあれば、お知らせください。

相澤 俊峰

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