運動器 (骨・軟骨・神経・靭帯・筋肉など) の画像診断は、X線画像、CT、MRIによる「静的」な評価に加え、超音波を使うことで「動的」な評価が可能となりました。組織の滑走や血流などをリアルタイムに評価することで、カラダの動きに伴う痛みや動かしにくさなど運動器特有の問題点を的確に診断し、目の前の患者さんを即時に治療することも可能です。
私たちは、運動器超音波の魅力を多くの先生方と共有し、臨床に活きる技術と知識に触れる機会を提供していきたいと考えています。これからの診療の「MUST」ツールとして、運動器超音波を一緒に学んでいきましょう!
不定期となりますが、勉強会を開催していきます。詳細が決まりましたら当HP上でご案内いたします。
テーマ 神経ブロック
講 師 中川理久先生、鯉淵優介先生 東北大学
2024年10月11日 第8回東北大学運動器超音波研究会(MSK Ultrasound Seminar at Tohoku Univ.: MUST)を開催しました。
現地参加名11名、web参加14名の先生方にご参加いただきました。(今回は理学療法士の先生にもご参加いただきました。)
神経ブロックは手術の時の麻酔や救急外来などで威力を発揮します。また、ブロック注射を行うためのツールとしてだけでなく、エコーで神経がみえるようになることで、解剖や痛みの原因について考える機会が増え、新しい発見が必ずあります。外来診療においても、末梢神経に対する注射やhydro-releaseなどの治療を行えるようになることは、私たちにとっても患者さんにとってもメリットがとても大きいです。
整形外科になりたての先生でも、使えば使うほど知識が深まり、手技の上達も可能な分野です。ぜひこの機会を生かしてさらに技術を磨きましょう!
今後も学外の先生も交えて、引き続き実臨床に活きるエコー勉強会を開催してまいります。次回もご期待下さい!
ご参加いただきました先生方、ご協力いただいたコニカミノルタジャパン株式会社様、丸木医科器械株式会社様、誠にありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、現在活動を見合わせております。