東北大学整形外科学教室

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東日本大震災から復旧しました

2011年4月11日

医局長 岸本光司

2011年3月11日の東日本大震災と、4月7日の余震では東北大学整形外科の医局も大きな被害を受けました。整形外科の医局は医学部3号館の11階にあります。この建物は1978年の宮城県沖地震にも耐えていますが、耐震や免震構造ではないため、11階では非常に大きな揺れにおそわれました。医局員が普段使用している研究室は、机の上に木製の本棚が並んでしましたが、ほとんどすべて倒壊し、どれが誰のかもわからないほどめちゃくちゃな状態になりました(図1)。実験室の重いフリーザーも大きく移動したり倒れたりしていました。停電のため、保存していたサンプルや試薬もだめになってしまいました(図2)。

幸い医局員には人的被害はなく、震災の混乱の中、病棟のカンファレンス室を仮医局として同窓会員からの情報収集や被災地への医師の派遣などを医局員全員で行いました(図3)。現在も3号館には立ち入り注意の黄色い紙が貼ってありますが、医局として使用しています。皆様のおかげで倒壊した研究室の机も倒れにくいものになっています。

図1 震災直後、壊滅状態の研究室
図2 倒れた実験用の棚
図3 仮医局でのミーティング風景